個人的な話になりますが、地方で年金ぐらしをしている両親が2023年にマイカーリースを契約しました。
いわゆる新車のサブスク、というやつですね。
リースなら頭金もいらないし、購入するよりもハードルが低いと感じたとのこと。
選んだのは、ホンダの楽まる、Nワゴンの5年契約です。
職業柄クルマに関心のある私は、その当時、カーリースについていろいろ調べました。
そして感じたことは、
カーリースって分かりづらい!
ということです。
ましてや、ネットに詳しくない両親にとっては尚さら分かりづらかっただろうなと予想します。
たとえば、
リース会社っていろいろあるけど何がちがうのか。数あるリース会社の中から、何を基準に、どこのリース会社を選べばいいのか…。
分からないことだらけですよね。
そして、当時感じたことがもう一つあります。
カーリースって案外いいかも…。
ということです。
なぜかというと、リース料金って会社によってピンキリなのですが、ときには購入するよりもお得なケースがあるからです。
この記事にたどり着いたあなたも、おそらく次のように考えているのではないでしょうか。
「カーリースって良さそうなので利用したいんだけど、選び方がよく分からない…。」
そんな悩みを持つあなたのために、新車のマイカーリースの選び方について分かりやすく解説していきます。
この記事を読むメリットは次の3点。
- リース会社を選ぶさいの判断基準がわかる
- リース会社を大まかにジャンル分けできる
- お得なリース契約をするポイントがわかる
よろしければお付き合いください。
カーリースが複雑で選び方が分かりづらい3つの理由
そもそもカーリースって何であんなに分かりづらいのでしょうか?
理由は次の3つだと思います。
- カーリースをあつかう会社が多い
- 契約のやり方が何パターンもある
- 各社リース料金の見せ方がバラバラ
カーリースをあつかう会社が多い
カーリースはリース会社だけがあつかっているわけではありません。
新車ディーラー、中古車ディーラー、ガソリンスタンドをはじめ、たとえば有名どころでいうと、カーコンビニ倶楽部やオートバックス、SOMPOグループでもカーリースをあつかっています。
つまり、選択肢が多過ぎるということなんです。
私たちユーザーは、いったいどこのリース会社を選べばいいのだろうと迷ってしまいますよね。
ちなみに最近よく見かけるクルマのサブスク、これは実質的にはカーリースと同じです。
契約のやり方が何パターンもある
リース契約のオプションっていろいろありますよね。
ナビ、ETC、バックカメラ、フロアマット…、これら付属品を付けるかどうかでリース料金は変わってきます。
メンテナンスについても同様です。
どの程度メンテナンスしてくれるのかでリース料金は変わってくるのです。
また、支払い方法でもリース料金は変わります。
たとえば、何年払いにするのか、ボーナス払いを含めるのかどうか、などですね。
このように数々のオプションがあり、結果、契約パターンがいくつもあるわけです。
各社リース料金の見せ方がバラバラ
「月に1万円〜新車に乗れます!」
こんな広告を見たことありませんか?
ところが、よくよく調べてみると…、
付属品は別料金だったとか、メンテナンス代は別料金だったとか、長期間のリース契約だったとか、ボーナス併用だった、などなど。
いろいろ含めると結局3万超えてしまった…。
よくあるパターンです。
もちろん詐欺ではないけど、もう少し分かりやすく表示してほしいと感じているのは私だけではないはず。
とにかく、リース会社の広告や公式サイトを見ただけではリース料金が安いのか、高いのかまったく分からないのです。
どこのリース会社を選べばいいのか・判断基準は超シンプル!
で、結局どう選べばいいのか…。
結論、
何を優先するかで決めてください。
具体的には、
- リース料金が安いところがいい
- ディーラーでお世話になりたい
- ガソリンスタンドでお世話になりたい
あなたの希望はどれですか?
ディーラーやガソリンスタンドに対して特に思い入れがないのなら、単純にリース料金が1番安いところを選べばいいのです。
この3つ以外に判断基準となるような、大きな特徴をもつリース会社はありません。
逆にいうと、どこのリース会社でも同じということです。
ただし、取りあつかっているクルマについてはリース会社によってちがいます。
その点だけご注意ください。
たとえば、新車の輸入車をあつかっているリース会社は次の2つだけです。
- SOMPOで乗ーる
- リースDeマイカー
ちなみに、両親がホンダ楽まるを選んだのは、ディーラーでお世話になりたいと感じたから。
リース料金が安いところという視点で選べば、ホンダ楽まるではなく別のリース会社になります。
が、両親の選択も決してまちがいではないのです。
リース会社は3つのジャンルに大別できる
では次に、上の3つそれぞれに該当する具体的なリース会社をいくつかピックアップします。
そして、それぞれのメリットやデメリットを解説します。
ディーラー系リース会社
- トヨタ KINTO
- ホンダ 楽まる
- 日産 Click Mobi
- …etc
トヨタやホンダ、日産などいわゆる大手ディーラー系のリース会社です。
付き合いのあるディーラーが身近にある、お気に入りのディーラー営業マンがいる、こういった人にはおすすめです。
また、基本的には何から何までディーラーにお任せできるので、クルマに詳しくない人にもおすすめできます。
メリット
- 身近に店舗があるので何かと安心できる
- アフターサービスを手厚く受けられる
デメリット
- 比較的に料金は高めの傾向にある
- クルマのメーカーが限られてしまう
ガソリンスタンド系リース会社
- 出光オートフラット
- コスモMyカーリース
- ENEOS新車のサブスク
- …etc
ガソリンスタンドがやっているカーリースです。
お付き合いのあるガソリンスタンドがある人にはおすすめできます。メンテナンスについても問題なくお任せできるでしょう。
メリット
- 身近に店舗があるので何かと安心できる
- ガソリン割引がある
デメリット
- 比較的に料金は高めの傾向にある
マイカーリース専属系リース会社
- オリックスカーリース
- MOTAカーリース
- 定額カルモくん
- NORIDOKI
- リースナブル
- ピタクル
- SOMPOで乗ーる
- …etc
ディーラー系カーリース、ガソリンスタンド系カーリースは選択しない、とにかく料金が安いところがいいという人はこのジャンルから選択すべきです。
ただし、近年このジャンルのカーリースは増え続けています。まさに群雄割拠の状態。
なので選ぶのが大変ではありますが…。
逆にいうと、だからこそお得なリース会社を選択できるともいえます。
メリット
- 料金はピンキリ、つまり激安もある
- 車種・契約内容ともに幅広い選択ができる
デメリット
- ネット契約中心のためITスキルが必要
- アフターサービスに難ありの可能性
結局どこがおすすめなのか?(一番安いところはどこなのか?)
ディーラー系リース会社、ガソリンスタンド系リース会社、このどちらかを選択する人は迷うことないでしょう。
あなたの付き合いのあるお店を選べばいいのですから。
迷ってしまうのは、それ以外の、マイカーリース専属系リース会社を選ぶ人です。
つまり、リース料金が安いところがいい、
という人です。
なぜ迷ってしまうかというと、リース会社が無数にあり比較するのがむずかしい、厳密にいうと面倒だから、です。
リース会社の公式サイトでいちいち調べるのってすごく面倒ですよね。ネットスキルのない人にとっては特にです。
で、結論、
一番安いところは…、
契約するクルマやタイミングによってちがう。
ということになります。
期待外れな回答だろうことは承知していますが、事実です。
なぜなら、リース料金は時価だからです。
リース料金は日々変動しますし、多くのリース会社では不定期に割引キャンペーンをやっています。
キャンペーンの対象になるクルマも各社ばらばらだし、一概に〇〇のリース会社が一番安い、とはいえないのです。
ちなみに、
「購入とリースどちらがお得?」
こんなテーマがよく話題になりますが、これについても、
一概にはいえない、
購入するほうがお得な場合もあるし、逆にリースのほうがお得な場合もある。
という結論になります。
理由は同じ、つまりリース料金は時価だからです。
リース料金が安いところがいい、おすすめはSOMPOで乗ーる
リース料金が安いところがどこなのか、一概にはいえない。
こう、先ほどいいました。
とはいえ、リース料金が安いリース会社はだいたい同じです。
SOMPOで乗ーるです。
もちろんクルマや割引キャンペーンなどタイミングによってちがってくるので、絶対ではないですが。
ただ個人的には、まず一番はじめにチェックすべきリース会社だと認識しています。
私がこういっても説得力ないでしょうから、あなた自身が公式サイトで確かめてください。
他のリース会社よりリース料金が安い、一目瞭然です。
公式サイトはこちら↓
ここが盲点!お得なリース契約をするときの重要なポイント2つ
カーリースを利用するなら絶対におさえておきたいポイントです。
この2つのポイントは、カーリースを利用するメリットでもあります。
- 安いクルマ→リース料金が安い、ではない
- 長期の契約→リース料金が安い、ではない
安いクルマ→リース料金が安い、ではない
人気のあるクルマは、後々に高く売却できます。
この仕組みを利用して、月々の支払いを抑える残クレというものがあります。
じつは、カーリースも同じなんです。
人気のある、いわゆるリセールバリューの高いクルマは月々のリース料金が安くなります。
たとえば、
ホンダ、ヴェゼルとNワゴンをSOMPOで乗ーるでくらべてみましょう。
あなたはヴェゼルとNワゴン、月のリース料金が同じだとしたらどちらのクルマに乗りたいですか?
おそらく多くの人はヴェゼルを選びますよね。
当たり前だと思います。なにしろ、車両本体価格を見てもヴェゼルのほうが約100万ほど高いわけですから。
だから、Nワゴンのほうがリース料金安いと思いますよね?
でも、実際にはNワゴンのほうが高いです。
なぜこのような料金設定になるかというと、リセールバリューを加味してリース料金が設定されているからなんです。
リセールバリューがどの程度加味されるかはリース会社によってちがい、まったく加味されないところもあります。
【SOMPOで乗ーるリース料金】
車両本体価格 | リース料金 | |
ヴェゼルG | 2,399,100円 | 26,060円 |
NワゴンG | 1,317,800円 | 26,500円 |
※2024.5.5時点
※3年契約、有料オプションなし、500km/月
長期の契約→リース料金が安い、ではない
あなたはこう思い込んでいませんか?
「リース契約は長期の契約をしたほうが、月々の支払いが安くなる…。」
お得なリース契約をしたいのなら、この考えを改め、少し視野を広げてみましょう。
たとえば、
ヴェゼルハイブリットZをリース契約するとして、あなたは何年でリース契約したいですか?
「リースは途中解約するとお金がかかるから、できれば短期の契約がいい、でも月の支払いを考えるとそうもいかないかな…。」
多くの方はこのように考えるのではないでしょうか。
ところが、
短期の契約のほうがリース料金が安いこともあるんです。
理由は上のケースと同じ、つまりはリセールバリューが加味されるからなんです。
かりに長期にわたってクルマが必要なら、3年契約を繰り返せばいいだけの話です。だってそのほうが安いし、新車に乗り続けられるし、メリットしかないですよね。
SOMPOで乗ーるで実際のリース料金をみてみましょう。
【SOMPOで乗ーるリース料金】
3年 | 5年 | 7年 | |
ヴェゼルZ | 30,130円 | 31,440円 | 33,420円 |
※2024.5.5時点
※有料オプションなし、500km/月
ヴェゼルについて他のリース会社との比較も含め、より詳しく知りたい方は別記事を参照ください。↓↓
さいごの残価精算で追加支払いがあるのでは?
「リース料金が安いのは、さいごに残価精算があるからなんでしょ?」
あなたは、そう思ったのではないでしょうか。
たしかにその通りなんです。
オープンエンドリースのメリットは、リース料金が安いこと。逆にデメリットは、残価精算があることです。
上記SOMPOで乗ーるもオープンエンドリースです。つまりさいごに残価精算があります。
なんですが、何も心配いりません。
残価保証オプションを付ければいいだけの話です。
有料オプションとなるでしょうが、オープンエンド方式を採用する多くのリース会社ではこの残価保証オプションを用意しています。
つまりこのオプションを付ければ残価精算をする必要がないわけです。
オープンエンドリースとクローズドエンドリースのちがいについては別記事を参照ください。↓
まとめ
以上カーリースの選び方についての解説でした。
- リース会社を選ぶさいの判断基準がわかる
- リース会社を大まかにジャンル分けできる
- お得なリース契約をするポイントがわかる
上記3つのポイントがおわかりいただけたと思います。
結論、個人的におすすめなのは、
SOMPOで乗ーるです。
理由は、リセールバリューが加味されたリース料金だからです。
つまりリセールバリューの高いクルマを選べば、リース料金が安いということなんです。
もしあなたが、SUV車のようなリセールバリューの高いクルマを希望しているのなら、
断然、SOMPOで乗ーるがおすすめです。
SOMPOで乗ーるが、どれだけお得かをあなた自身の目で確かめてみてください。一見の価値ありです。
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