【タクシー急ぎで】なぜノロノロ走る? 本当に急いでほしい時に有効な対策

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タクシーに乗る

 

お台場まで、急いでください。

 

タクシーを利用する目的は人それぞれです。

急いでいる人も当然います。できる限りお客さんのニーズには応えたい、ほとんどのドライバーはそう思っているでしょう。

しかし、実際にはお客さんのニーズに100%応えることはできません。法規制の問題があります。事故を起こしたくないというドライバーの感情もあります。

 

今回のブログテーマは【タクシー急ぎで】です。

急ぎたくても急げない、また逆に急いではいけないのに急いでしまう。タクシードライバーにはそんな事情があること。さらに、お客さんが本当に急いでほしい時には、どうすれば良いかをドライバー目線で書いていこうと思います。

 

 

 

なぜノロノロ走るのか?

事故・違反をしたくないからです。

ただ、できる限りは急いでます。

 

できる限りというのが微妙な表現でして、このスピードを出せる範囲は状況によって変わってくると思います。

大きな幹線道路や空いてる道はスピードが出しやすいです。周りの一般車も飛ばして走る車が多いです。

なのでこんな状況では、仮にドライバー自身ができる限り急いで走ったとしても、周りの車に比べてノロノロ走ってるようにお客さんは感じるかもしれませんね。

お客さん、イライラしてるだろうな

そういうオーラを背中にヒシヒシと感じる時があります。でも、できる限りしか飛ばせないんです。

 

もちろんお客さんだって、捕まるほど飛ばしてくれなんて気はないとは思います。速度超過でパトカーに捕まって足止め食らったら元も子もないですからね。その辺はウマくやってくれ、ということだとは思います。

なんだけど、お客さんとドライバー自身じゃ、やっぱりその辺の意識が違いますよね。

 

 

反則金だってドライバーが払うわけですから。

 

反則金っていくらなの?

 

 

一般道での速度超過

  • 15〜19km超過 反則金12,000円
  • 20〜24km超過 反則金15,000円
  • 25〜29km超過 反則金18,000円

 

速度違反に対しては反則金の他、違反点数も加算されます。現場では上記のケースで取り締まりを受けることが多いです。

 

反則金より違反点数のほうが痛いです。

 

実際に10km程度の速度超過で取り締まりを受けたという話は聞いたことありません。また、一般道で30km以上の速度超過というケースも少ないです。

なぜなら一般道には信号がありますし、交差点もあります。安全性の点から、どんなに急いでいてもそこまで急がされることはないです。

 

安全が一番じゃ。

 

 

そもそも一般道における30km以上の速度超過は上のケースと根本的に違います。

上のケースは行政処分です。30km以上の速度超過は刑事処分となります。「罰金、懲役」という話になってきます。さらに前科として記録されます。

 

前科なんて怖い。

 

 

とにかくタクシーの現場で多いのが、一般道20km前後の速度超過で取り締まりを受けるケースです。

新人タクシードライバーさんは、お客さんに言われるまま速度超過してしまうケースがよくあります。違反したら自己責任だということを肝に銘じましょう。

だから私たちドライバーは、捕まらない程度のスピードで走ります。お客さんのために、もっと飛ばしたい、なんて時もありますができないんです。

 

 

ドライバーはどう対応する

どう対応するかはドライバーによって違うでしょう。さらにいうとお客さんによっても対応を変えていると思います。

これはドライバー個人の安全に対する意識の違いともいえます。「かもしれない運転」や「リスクテイク」をどの程度で行うかということです。

 

安全に対する意識の違いじゃな。

 

 

また、お客さんによって「急ぎ」の度合いも違っています。

電車が人身事故で停まっている、何時発の飛行機に乗らないといけないので空港まで急ぎで。こんなお客さんもいます。

 

羽田空港急いでください。

 

 

その一方で、特に急いでいないのでは? と思えるようなお客さんもいます。

急ぎようのない1車線の混雑した道路、目的地もすぐそこ、こんなケースでもタクシーに乗るなり「急ぎ」と、無感情に言われたりします。

 

渋谷、急ぎ♪

 

 

上の2つのケースでドライバーの対応は違ってきます。当然ですね。

空港へ急ぐお客さんなら、

ドライバーも必死に頑張ると思います。時には、「こんな運転してたら上司に怒られるな」なんて思いながらアクセルを踏み込むかもしれません。

一方後者のケースはどうでしょう?

必死になるドライバーはいないと思います。返事だけして普段と変わらない運転をするか、せいぜい「急ぐフリ」をするだけでしょう。

 

 

 

本当に急いでほしい時は

事情を話してください。

人それぞれ事情があると思います。

フライト時間が迫っている、急ぐ理由はそれだけではありませんよね。その事情の深刻さによって私たちタクシードライバーの行動も変わってくるかもです。

ただ安全運行が大前提なので、「安全の範囲内で」などと言ってもらえると嬉しいですね。タクシードライバーとしてもこういうお客さんのためになら頑張ろうという気持ちになると思います。

タクシードライバーも心を持つ人間です。

「急いでくれ」と言われて、

「はい、わかりました」と機械的にはいかないと思います。

最終的には気持ちしだいということです。

 

気持ちが大事じゃ。

 

 

 

まとめ(個人的な思い)

 

私たちタクシードライバーにとって免許は命の次に大事なもの。

これは決して大げさな話ではありません。免許が無ければ仕事ができないわけですから当然ですね。

お客さんにはこういったタクシードライバーの事情を理解してもらえたら幸いです。

 

 

 

プロフィール
この記事を書いた人
heibon-takudora

東京でタクシードライバーを10年ほどやっています。クルマの運転をこよなく愛するミドルエイジ。当サイトでは主にタクシーに関する情報を発信中。その他クルマのサブスクやカーリースについても発信中。

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