
出張で空港へ行きます。大きな荷物があるので電車で行くのは大変。
タクシーで行こうかな、それともバスで行こうかな? 快適に移動したいけどできれば安い方がいいです。
こんな人にはニアミーがおすすめです。
ニアミーについて詳しく解説します。またニアミーを実際に使ってみた感想や割引クーポン情報も書いていきます。
公式サイトはこちら↓↓
割引クーポン情報
確認が取れ次第アップします。
ニアミーの料金体系
- 基本料金
- シェア割
- 早割
基本料金について
割引が適用される前の基本的な料金。
つまり基本的にはこの料金以上に高くなることはないです。※スーツケースを複数持ち込むなどの有料オプションのケースを除く。
基本料金は乗車する場所で決まります。
例えば行き先が羽田空港のケース
- 品川区→3,980円
- 中央区→4,980円
- 板橋区→5,980円
シェア割について
シェア割の予約をしたときにシェア割が適用されます。実際にシェアしたかどうかは要件になっていません。
予約時に他のお客さんとシェアになる確率が高いときにシェア割の予約ができます。
つまり予約時に基本料金で申し込みしたらシェア割は適用されません。
気をつけたいのは、基本料金で申し込みしても他のお客さんと相乗りになる場合があるということ。
ニアミーというサービスはあくまで相乗り前提のサービスだからです。
シェア割適用時の料金(行き先は羽田空港)
- 品川区→1,980円
- 中央区→2,980円
- 板橋区→3,980円
早割について
早めの予約をすれば、より割引されます。
乗車の30日前、14日前、7日前など段階的に割引が適用されます。
詳しくは公式サイトへ
ニアミーって何?
乗る場所と降りる場所を自由に決められるシャトルワゴン。公式ではスマートシャトルと呼ばれています。
シャトルワゴンが目的地へ向かう途中で何ヵ所か経由して、そこでお客さんをピックアップしていく…、そんなシステムです。
現在ニアミーには3種類のスマートシャトルがあります。
- ニアミーエアーポート→空港
- ニアミータウン→街なか
- ニアミーゴルフ→ゴルフ場
(注)今回はニアミーエアポートについての説明となります。
詳しくみていきましょう。
ニアミーの特徴2つ
- 完全予約制
- 相乗りである
完全予約制
事前にニアミーのアプリから乗る場所と降りる場所、時間などを予約して利用します。
完全予約制なので街なかで流しているクルマを捕まえるということではないです。
料金やコース、クルマに乗る人数も事前に決まっています。
タクシーみたいにクルマに乗ってからイチイチ行き先やコースの説明をする必要もありません。

タクシーの空港定額サービスと同じイメージですか?
そうですね。乗る場所と降りる場所を事前に指定するからイメージとしては同じです。
ただ、ニアミーはタクシーと違って迎車料金や予約料金はないです。深夜料金や高速道路を利用した時の高速代もかからないです。
なので料金自体タクシーよりかなり安め。
相乗りである
そして一番の特徴は相乗りだということ。
目的地へ行く途中で見ず知らずの人が乗ってきます。そして降りていきます。
ちなみにニアミーエアーポートなら、行き先は全員空港となります。ターミナルの違いはありますが。
クルマはハイエースやアルファードなど大きなクルマを使用します。公式ページではセダンタイプもラインナップされているようですが、私は見たことないですね。
クルマによって乗る人数が決められているので、相乗りといっても車内でギュウギュウ詰めになることはないです。
逆に相乗りする人がいないケースもあります。そんなときはラッキー、貸し切り状態で使用できます。
ニアミーのメリット3つ
- とにかく安い
- 多少融通がきく
- マイルが貯まる
とにかく安い。

どれくらい違うの?
都心部から羽田空港へ
タクシー(定額利用)
- 杉並区→9,900円
- 新宿区→8,300円
- 渋谷区→7,800円
ニアミー(基本料金)
- 杉並区→5,980円
- 新宿区→4,980円
- 渋谷区→4,980円
都心部から成田空港へ
タクシー(定額利用)
- 杉並区→27,000円
- 新宿区→25,000円
- 渋谷区→25,000円
ニアミー(基本料金)
- 杉並区→15,800円
- 新宿区→14,800円
- 渋谷区→14,800円
だいぶ違いますね。
成田空港のケースでは1万円以上の差があります。さらにタクシーだと定額料金の他に高速料金もかかります。
ニアミーは高速代かかりません。
さらにニアミーの金額はあくまで基本料金、つまりこの料金からシェア割だったり早割だったりが適用されてさらに安くなる可能性があります。
乗車48時間前までキャンセル料は無料、飛行機の遅延にともなう料金請求はなしとなっています。こういった点もタクシーにはないメリットですね。
また割高になりますが、ニアミーリモという貸し切りサービスもあります。
シャトルワゴンなのに融通が効く
一般的にシャトルバスって乗る場所や降りる場所、さらに時間とかも決まってますよね。大きな荷物がある時は、乗る場所まで歩いていくだけで結構疲れます。
ニアミーは乗る場所や降りる場所、時間も自由に決められます。乗る場所を自宅前に設定することもできます。
まさに ドア to ドア 。
この点はタクシーのような使い方ができて便利です。
マイルが貯まる
利用金額に応じてマイルが貯まります。これはタクシーにはないメリットですね。
公式ページではANA、JAL、スターフライヤーが対象となっています。
- ANA→200円につき1マイル
- JAL→100円につき1マイル
- SFJ→200円につき1マイル
※ANAについては対象エリアがあります。

ニアミーのデメリット3つ
- 相乗りである
- サービス面が不十分
- 対応エリアが少ない
相乗りである
まずはコレですね。タクシーと大きく違う点です。
(1)プライベート空間ではない
アルファードやハイエースといった大きなクルマでも、やっぱり見ず知らずの人と一緒に乗るのは抵抗とか遠慮などありますよね。
例えば、世の中には暑がりな人もいれば寒がりの人もいます。こういった人が相乗りしたときエアコンの設定とか窓を開ける、開けないとか…。
車内で飲食したり、スマホで会話とかもやりづらいでしょう。
(2)回り道をする時がある
目的地へ行く途中で何か所か経由することになります。とうぜん時間もかかります。
例えば、最初のお客さんが新宿から乗って、次のお客さんが大田区から相乗りして羽田空港へ行くケースはどうでしょう。
新宿からなら首都高を利用してダイレクトに羽田空港へ行くルートが普通だと思います。
でも相乗り者がいるので、わざわざ下道で行って大田区を経由する、なんてこともあるわけです。
新宿から乗ったお客さんからしたら時間もかかるし、なんともモドカシイ気持ちでしょうね。
サービス面が不十分?
個人的に利用した限りでは不満はないですが…。

こういった口コミサイトはどこまでホントか分かりませんので参考程度ですが、やはり気になるところ。
例えば…、
お迎えのクルマが約束の時間に間に合わないとか、これから空港へ行こうとしている人にとってはカナリ痛いコメントもありました。
ただ相乗りであれば、こういった問題は実際にときどき起きると思います。
なぜならお迎えのクルマは遠くからやってくることもあるので、その分渋滞にハマることもあるでしょう。
その点タクシーはお迎えの時間に遅れることはあまりないです。仮にあっても数分程度です。
なぜならお客さんのところに迎えにいくクルマはスグ近くにいるクルマが呼び出されるからです。
対応エリアが少ない
ニアミーというサービスがスタートして間もないのでしかたないとは思いますが、利用できるエリアは少ないです。
予約が取りづらいという点も口コミサイトでは目立ちました。これも同様の理由からでしょう。正月休み、盆休みなど忙しい時期に利用するときは注意が必要です。
利用可能エリア
【羽田空港】
- 東京23区
- 武蔵野市
- 三鷹市
- 調布市
- 西東京市
- 千葉県の一部
- 神奈川県川崎市の一部
【成田空港】
- 東京23区
- 武蔵野市
- 三鷹市
- 千葉県の一部
※2023.11時点

ニアミーの使い方
アプリから予約します。
1.スマートシャトルを選ぶ
エアポート、タウン、ゴルフと3種類のスマートシャトルがあるので、まずはエアポートを選びます。
2.必要事項を入力する
行き先の空港名や出発地、時間などを入力します。フライト番号を入力するとマイルがもらえます。※規定あり 必要事項を入力したら次に進むをクリック。
3.予約へ進む
いくつか候補が出てくるので都合のいいものを選択して予約へ進むをクリック。※たいてい2つの選択肢が出てきます。
4.最終確認をして予約
申し込み内容を確認して、旅行条件書にチェックを入れます。クーポンがあれば入力します。最後に予約するをクリック。
5.予約確定するまで待つ
現時点では仮予約の状態。予約が確定されたら予約確定メールがきますので、それまで待ちます。※24時間以内に連絡くる
6.予約確定
予約確定メールがくれば予約確定です。この時点では予約が確定しただけ。詳細の時間やお迎えの車両ナンバー、相乗り者などは未定です。詳細は乗車日の前日18:00までに連絡がきます。
公式サイトはこちら↓↓
ニアミーを使ってみた感想
ニアミーというサービスは、良くも悪くもタクシーとは別物だと感じました。
タクシーのような使い方ができますが、ニアミーはあくまでシャトルバスのようなもの。いろいろな人と一緒に乗るので公共性の高い乗り物です。
お迎えのクルマが交通渋滞などで遅れることはあったとしても、利用者が遅れたときにクルマは待ってくれません。たとえ飛行機が遅延したとしてもです。
口コミサイトを見ると、この点について悪い評価が目立ちました。この辺はタクシーと違いシビアです。
繰り返しになりますが公共バスと同じものだと認識しましょう。
また、複数人でクルマを共有するので荷物についても細かい決まりがあります。
例えば、スーツケースは1人1個まで無料だけど、2個目からは有料です。その辺もシビア。
こういった細かいルールや見ず知らずの人と相乗りだという点を割り切れるのならば、このニアミーは利用する価値あると思います。
何しろタクシーよりかなり安いから。
ニアミーオススメの使い方
- 1人で乗るときに利用する
- 空港へいくときに利用する
1人で乗るときに利用する
ニアミーは1人の乗車に対して料金が発生します。例えば家族3人で乗るなら3人分の料金がかかります。
こういったケースでは逆にタクシーの方が安くなる時もあります。
なのでニアミーは、基本的には1人で利用することをオススメします。割引を適用しない基本料金での利用でも充分リーズナブルです。
空港へいくときに利用する
ニアミーは空港から自宅へ帰るときではなくて、空港へいくときに利用するのがオススメです。
なぜなら空港発の利用だと時間が予測できないケースが多いからです。
飛行機が遅れることってよくありますよね。確かにフライト遅延によるキャンセルは無料、となってはいます。
でもキャンセル手続きするのも面倒だし…。
それ以外にも手続き関係で遅くなったり、荷物のピックアップで時間かかったりといろいろありますよね。
フライト遅延以外のケースでは無料キャンセルできません、当然キャンセル料がかかります。
キャンセル料を払うリスクをおかしてまでニアミーを使うメリットはないのかな、と個人的には思います。
それに空港には空車タクシーが多数いますから、空港からはタクシーの利用を検討してみてはいいかがでしょうか。
ちなみに羽田空港タクシー乗り場からの乗車なら羽田定額が自動で適用されます。
ニアミーを使ってみよう
ニアミーについてメリットやデメリットについて紹介してきました。
特にデメリットについて理解、許容できるのなら、ニアミーは充分利用価値のあるサービスだと思います。
ニアミーというサービスもそうですが、相乗りということ自体まだまだ新しいサービスです。
ドライバーの不慣れ、会社の対応の悪さ、システム上のトラブルなど時々あるかもしれませんね。
こういったサービス面で、今後さらに改善されていくことを期待しています。
いずれにしても移動手段の選択肢が増えたことは、私たちユーザーにとってはプラスなんだと思います。
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